• カトリック大阪高松大司教区 社会活動センター・シナピス

シナピスホーム便り(2024年5月)

シナピスホームでは、毎週土曜日にカフェ、月一回ランチを提供しています。

先日のカフェの時に、関西合唱団の方が11名で来られました。

生きづらさを抱えている人たちの楽曲を作りたいとのお話を受け、去年の夏にシナピスのビスカルド篤子さんの仕事や、一人の難民移住者に取材をしてイメージをつかみ、作詞作曲をしていただきました。

その曲がついに出来上がったとの事で!わざわざ来訪くださり、披露してくださりました。

カフェのお客さま、難民移住者で、初めて合唱をお聞きしました。

「心が震える」とはこういうことですね。まだ練習中ですので…と謙遜されていましたが

高音低音が混ざって心地よく響き、歌詞も実際に取材に立ち会った私は、うまく作って頂いて心に刺さり涙が出てきました。

難民移住者たちも言葉はよくわからないものの、合唱に深く感動しておられました。

歌は万国共通で誰でも口ずさむことができて、心に刻むことができますね。

この曲は、一番が難民移住者、二番が難民支援しているビスカルド篤子さんの歌詞になっています。

10月の5、6日に住友生命いずみホールで披露されます。

ほかには「トランスジェンダーの方のお話」「障がいのあるこどもたちのお母さんたちのお話とこどもの人たちのお話」などなど、次のような5つのお話を合唱されるそうです。

      5つのお話をあなたに知ってほしいのです

・・・多様性、生きづらさ、自分を表現、人のきずな、笑い合うこと・・・

  子どもも大人も自分で考えるアトリエのお話  虹色トランスジェンダーのお話

  難民生活を18年つづける女性のお話と難民支援する女性のお話  

  障がいのある子どものお母さんたちのお話とこどもの人たちのお話

  保健所で働く保健婦のお話

シナピスにいる難民移住者は仮放免許可で入管から出て、住民登録もできず、健康保険証も加入できず、就労も禁止されていますが、そういう話を知らない人はたくさんいます。

そのような難民だけではなく、色いろな状況の生きづらさをかかえている方々のお話が、5つの楽曲となり、「知ってほしい」という思いが取っ掛かりとして歌になって皆さんの心に入っていくはずです。

前回来られた時には、ホームにあるオルガンを使って、お客さまたちとともに日本の童謡を歌って大盛り上がりになりました。

難民移住者たちが置き去りにならないよう、各国の日本版童謡みたいな歌を紹介してもらったりできたらいいねと具体的な提案もでてきて、また実現しそうです。その時はぜひ皆さまお越しくださいね。

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