シナピス事務局 山田 直保子
毎年、暑い時期になると、毎週土曜日に開催しているカフェに来ていただいたお客様も汗だくで、申し訳なく思うのですが、そんな中の6月22日にランチ開催日を迎えました。
「ランチ」はとても忙しく、皆様がどれだけ楽しみにしてくださっているのかよく伝わり、担当の難民移住者も嬉しい悲鳴をあげています。
みんなプロの腕前とかではなく、普通の家庭料理なのですが、日本人の口に合うよう一生懸命考えられ、試行錯誤しながら何度も作って味見をしては、色んな意見を出し合います。
「ランチ」を開催して3年経ちますが、コック長担当の難民移住者がお客様に料理をお出しして、メニューを説明し、別の難民移住者が食べ終わったお皿をさげ、ドリンクメニューをお見せして注文を受け、お出しする。洗い物や片づけは別の人が自主的に動く。こういった流れがすっかり出来上がり、大きなトラブルがなくなってきて、みんな穏やかにお客様と触れ合い、常連さんとは近所情報や冗談も話したり、以前よりもすごくリラックスしている様子が見られます。
6月はブラジル料理で、担当のCさんはシャイで人見知りなので、料理の説明を求めても恥ずかしいので毎回嫌がりますが、今回は何も言われなくても自ら説明してくれていたので、本当にびっくりしました。
私が逐一伝えなくても自分から動いてくれるというのは、私が最も望んでいたことですが一番難しいことだったので、本当に嬉しく思いました。今回は初めてチキンとチーズのコロッケに挑戦!お客様が大絶賛してくださり、すごく嬉しそうでした。
ブラジル料理・フェイジョン
さてホームでは、ハーブや唐辛子などの野菜を育てて、ランチで使っていたのですが、最近ではこの暑い気候のせいで屋上の家庭菜園が枯れはてて、種からやり直しても育たず苦労しています。
色々試したりしましたが、「暑すぎる!」という結論に達して諦めました。過酷な環境にも強いハーブなども今年は全部やられて、なぜか全然育ちません。去年は元気よく育ってくれたのですが、暑さも違うのでしょうか?今年は全く育たないのです。試行錯誤で土を変えたり、知識を得ようとインターネットを駆使して調べてもよくわからないのです。お客様に相談してアドバイスをいただき、試みてもダメです。家庭菜園に詳しい方!暑い時はどのような対策をされ
ているのか育て方の情報をホームの難民移住者たちに教えてあげてくださいね。
日ごとに元気を失っていく唐辛子です