• カトリック大阪高松大司教区 社会活動センター

パレスチナ緊急支援(2024年8月17日現在)

西口 信幸(夙川教会)

ガザの悲惨な状況を見るにつけ、いたたまれない気持ちになる人が多いことでしょう。
教会での学習会、映画上映会など、ガザを知る多くの学びの場も設けられています。
そんな中で、パレスチナへの緊急支援を考えている個人、団体もあるようですので、緊急支援として考えられる団体を紹介させていただきます。
  

今年の4月、一時期停戦のあとで、いくつかの国際支援団体がガザ入りしましたが、イスラエル軍によって、7名の海外支援団体メンバーが爆撃によって殺されてしまいました。
この殺戮を受けて、5月以降はほとんどの支援団体がガザに入ることができなくなりました。

8月15日にも空爆を予告するビラが配られて、指定された地域から逃げることになりました。
そんな中で支援活動ができるのはUNRWAと現地スタッフを擁するNPOのみ、日本の関係するNPOでは、パレスチナ子どもにキャンペーン(CCP)、日本ボランティアセンター(JVC)、ピースウインズなどがかろうじて活動をしています。


今はCCP以外は、現地スタッフによる現金支援が限度のようです。
CCPは2日に一度、「ガザ速報」をYoutubeで発信しています。
また、先ほど、特別支援要請のYoutubeも掲載されました。
子どもの笑顔が混じる貴重な映像です。ぜひご覧ください。
【CCPガザ緊急支援】
https://youtu.be/N0zjDPMbZGI?si=uJBlyG8eHxsPcSDc

記事を書いている今、停戦に向けて協議が行われていますが、その前にアメリカによる空母の派遣を含む追加の軍事支援をおこなっており、イランとイスラエル、アメリカは一触即発の状況にあります。
それによって一番、苦しむことになるのは荒地となったガザに閉じ込められた150万の市民、そして子どもたちです。

パレスチナの支援は多くのルートがありますが、現地で今、動いている団体を中心に支援をお願いします。
活発な団体として、今回はパレスチナ子どもキャンペーンの紹介をします。緊急支援のチラシを同封しますので、ご覧ください。

一つの動きとして若者を中心にSNSによる個人支援、グループ支援の動きがあり、今年に入って非常に多くの情報があります。
これからの緊急支援の方法として注目されています。
ただ、大半は個人レベルや、意気投合したグループの活動です。
信憑性、継続性を考慮せねばならず、ネット決済や個人情報流出も考慮せねばなりません。
団体レベルではお勧めできませんが、SNSを見て個人レベルでできる支援をお願いします。
情報は以下のOLIVE JOURNALにもありますし、SNSで多く流れています。
くれぐれも注意して接触をしてください。

何が起きているのか、なぜ悲惨事を止められないのか、私たちはどこに立脚して識別すれば良いのか、いっしょに考えていければ、と願っています。
関心のある方はシナピスにご一報ください。

【参考資料】

OLIVE JOURNAL 市民が作るパレスチナ情報サイト
支援先も含めてパレスチナを知る情報が満載です。
https://olivejournal.studio.site/

UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関(日本語特設サイト)
パレスチナ難民のための皆様のご寄付をよろしくお願いします。
https://www.unrwa.org/japan70th/donation/

パレスチナ子どものキャンペーン ガザ緊急支援 呼びかけサイト
https://ccp-ngo.jp/project/gaza/

ピースウィンズ パレスチナ・ガザ緊急支援 呼びかけサイト
https://lp.peace-winds.org/support_palestine-gaza

日本国際ボランティアセンター
パレスチナ・ガザ緊急支援へのご寄付のお願い
https://www.ngo-jvc.net/gaza.html

オルター・トレード・ジャパン
「ガザの飢餓を止めろ」キャンペーン報告
https://altertrade.jp/archives/31206

イスラエルの空爆によって亡くなった弟の亡骸を抱く少年
X(旧Twitterより転載)

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