「教皇フランシスコの訪日を終えて
」司教協議会会長談話

日本の教会の皆様

 教皇フランシスコは去る11月23日から26日まで日本に滞在され、東京、長崎、広島の各地でさまざまな人々と出会い、いくつもの重要なメッセージを述べ、ミサを主司式して説教を行われました。
 まずは神様のおはからいとお恵みを感謝し、教皇様にこころより感謝を申し上げたいと思います。
 この訪日が実現するためには、教皇様ご自身が望まれたのはもちろんのこと、教皇庁国務省、とくに典礼、広報、セキュリティー担当、教皇庁大使館、日本政府、とくに外務省、日本の司教協議会、とくに教皇訪日準備特別司教委員会、司祭・男女修道者・信徒の方々がそれぞれの役割を果たしながら緊密な連携のうちに準備を重ね、ご訪問中も誠心誠意努めてくださいました。それでも不行き届きな点が多々あり、ご迷惑をおかけしたかと思います。教皇様に免じておゆるしくださいますようお願いいたします。
 長崎の爆心地公園と西坂では雨の中参加し、県営野球場ビッグNでは青空のもとでミサに参加した方々、広島の平和記念公園では平和のための集いに参加した方々、とくに諸宗教と被爆者の代表の方々、東京の会場では東日本大震災被災者の代表の方々、東京カテドラル聖マリア大聖堂では青年たち、東京ドームではミサに参加した大勢のひとたち、そして延べ1万人におよぶボランティアの皆さんにも篤く御礼を申し上げます。国内外のメディアの方々、さらには長崎、広島、東京の沿道で実にたくさんの方たちが教皇様を歓迎してくださいました。皆様にこころより篤く感謝を申し上げます。ありがとうございました。
 教皇様の存在そのものが、キリスト信者であるなしにかかわらず多くの人々のこころを動かしたのではないかと思います。しかも核兵器廃絶に向けたメッセージ、信仰者、被災者、若者に向けて貴重なメッセージをくださいました。
 今後、「すべてのいのちを守るため」というテーマで行われた教皇訪日の意義を省察し、各地で発せられた数々のことばを読み解いて分かち合い、日本の教会共同体と社会の中で実りをもたらすために具体的に何をどうすればよいのかを、祈りのうちに決定していきたいと考えています。皆様方からも今後に向けてのご意見やヒントなどをお寄せいただければ助かります。
 なお、皆様がそれぞれの教区などで今後に向けて取り組んでいただければ幸いです。
 皆様方の上に聖霊の恵みと主の祝福をお祈りいたします。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・2019年12月3日 聖フランシスコ・ザビエルの祝日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日本カトリック司教協議会 会長
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カトリック長崎大司教 ヨセフ髙見 三